柔らかな日差しとともに、少しずつ春の気配を感じるようになりました。
出勤途中、ご近所のしだれ梅が咲き乱れ、満開を迎えようとしています。朝から優しい香りに包まれほんのひと時が嬉しい気持ちになります。日本の四季の移ろいは、日々の暮らしの中で植物や生き物など色々なことを教えてくれますね。食べ物では、春が旬の野菜や果物などたくさん出回りこれから楽しみな季節になりました。
お子さまの大好きないちごや柑橘系もちろん、菜の花や、ふきのとう、春キャベツや絹さや、竹の子、新牛蒡などほろ苦い味がするのが特徴で、まさに春の味ですね!小さな頃から色々な旬の食材を親しみ、食することは生涯においてすごく大切で素晴らしいことですね。これから出回る春の味をたくさん味わっていただこうと思っています。お子さまたちの一年を振り返ってみると、四季折々の食べ物に触れ、野菜や果物の名前を覚え、毎日調理室を覗いてくれます。小さなお子さまたちも苦手な食材にも興味をもって食べるようになり残食が少なくなりました。嬉しそうに「食べたよ!」と伝えに来てくれると私たちも力が入ります。


以上児さんたちは、お手伝いが大好きで、食事の準備から食後の片付けまで上手になりました。自分で考えていろいろなことが出来るようになり、お子さまたちの成長は素晴らしいなと思います。お友達のことを思いやる場面に出くわすこともあり、大人の私のほうが学ぶことがたくさんあります。
特に三月で卒園される年長さんたちには、残り少ない園生活において、ゆたか保育園ならではの旬の味をたくさん味わっていただきたいと思います。
調理 ちよこ