四月を迎え当保育園では年長さんの煎茶教室が始まった。今年でもう四年目に入った。
まだ年長さんと言っても幼い、あどけない、かわいいメンバーだ。最初のお茶席は軸が”直心是道場”それはかなり難しかったと思う。花は深紅のやぶつばきをたこ唐草もようのつる首に生けたものにした。
四人ずつを2回に分けてこじんまりとゆっくりとした席にした。
正客はお菓子のお取り廻しではお先にと言って自分の分を懐紙にいただき次客へと廻す。お茶が出ればご一緒にと言って同席した客が同じようにお辞儀をして一緒に一煎目のお茶をいただく。一煎目を一口ふくんだ時にお点前さんが”おふく加減はいかがでしょうか”と尋ね、客は”結構です””おいしいです”と言って残りのお茶をいただく。やや緊張しながらも和やかなお席になったと思う。ちなみにお菓子はくりらくがんとぷるりゆずはちみつで、いずれもこれまでの年長さん達に人気のお菓子にした。
「お茶はまたあると?」と聞いてくれたので「5月もまたあるよ。」と答えた。楽しみに出席してくれたらうれしいと思う。
お煎茶教室 タカコ