熱中症は年齢や体力に関わらず、体調や環境、行動などによって
誰にでも罹る危険性があります。
正しい知識を持って、1人1人に合った適切な対策をする為に、
熱中症の原因や兆候を知り日頃から熱にかかりにくい生活を送ることが大切です。
体温調節の不調によりおこる熱中症
“ヒト”の体には暑くなったら汗をかいたり、肌の湿度が上がったりして
熱を外へと逃がす作用があります。
けれども外気が体温より高くなる、湿度が高すぎるなどの外的要因や
体内の水分不足などの内的要因が重なると、汗などによって体の熱を
うまく放出させることができず、熱中症になってしまうのです。
町の都市化が進む昨今は、アスファルトの輻射熱などで
地表の温度が上がりやすく以前に比べて熱中症になりやすい環境です。
特に、気温の高い7月8月は日々注意が必要です。
日々の生活でも熱中症対策を!
熱中症の対策としては先ず食、蛋白質やビタミン、ミネラル等の栄養を
しっかり摂って体力を落とさないこと。夏でも浴槽に入り
汗をかく習慣も心掛けること、小さな子ども達は遊びに夢中になると
水分を摂るのを忘れてしまいがちなので、こまめに声をかけ
水分補給のタイミングを逃さないようにすることです。
これはつい無視をしてしまう高齢の方々にも有効だと言えることと思います。
園では短時間であっても外気浴に心掛け汗をかき
一日に数回シャワー浴をして、しっかり飲食を摂り
十分昼寝するなど生活リズムをつけ、毎日の元気に園生活を送っています。
園生活だけではなく、家庭での生活にもリズムをつけていただき
保護者方々との協力でこの酷暑を”熱中症”を寄せつけることなく
過ごしていきたいと考えております。
看護師 トシコ