朝夕の冷え込みが激しく、日中との温度差で体調を崩しやすい季節ですが、一時保育のお友達は
0歳児のお子様ほど給食をよく食べてくれて、皆元気いっはい遊んでいます。風邪予防といえば、園では「あいうべ体操」を
一年中、おやつや給食前に行っています。いつもは、保育士と一緒に元気よく「あ」「い」「う」「べ」と繰り返していますが、先日おやつの準備をしていると、赤ちゃんが便をしているのがわかりオムツ替えをすることになりました。
「ちょっと待っててね!」と声をかけ、赤ちゃんのお世話をしていると、
「あ」「い」「う」「べ」と、いつもとちょっと違う声がしてきました。2~3歳児がちびっこ先生になってまねっこしていることはよくありますが、なんと 言いだしっぺは、1歳3か月の女の子でした。
普段からお兄ちゃん、お姉ちゃんのすることは、全部自分もしたいというやる気満々のお子様ですが、食べたい一心だったのか(?!)自然と声が出てしまったようでした。
かわいい妹分の声を聞いて、やる気を出したのが3歳児さんでした。今度は
「あ・い・う・べー1回」「あ・い・う・べー二回」 「あ・い・う・べー3回」
と、あいの手をいれてくれて、最後は「それでは・・・」と、締めの言葉までまねして、次のおやつの歌まで頼もしく誘導してくれたのでした。
また別の日には、気候もよく初めてお外でお集まりをしました。
靴を履いたらテラスに座って待つこともすっかり覚えて、保育士が0歳児さんのお世話をしていると、3歳になったお友達が、
ほかのお子様の靴を履かせてくれたり、帽子をはずすお子様にかぶせてくれたりと、優しい思いやりがたくさんつまった
行動をしてくれました。
ほかのクラスより小さな集団で、みんな仲間という意識がお子様にもあるようで、家庭では一人っ子でも、お兄ちゃん、お姉ちゃん
気分になれるのがうれしくてはりきったり、兄弟で弟であっても、いつもお兄ちゃんにしてもらっていることを自分でやって見せたりと
ご家庭で過ごす姿よりちょっと背伸びをしてがんばっている姿が誇らしげで、このまま素直にまっすぐに伸びていってほしいと
願っています。
一時保育担当 きよみ