暦上では春を迎えていますが、温かい春の日差しが届くのは、もう少し先のようですね。まだまだ厳しい寒さが続く中、ゆたか保育園で育てているお野菜は収穫の時期を迎え、今日のお給食の酢の物には園で採れたブロッコリーが使われています。収穫は、お子様たちが率先してしてくれて、調理室まで持ってきてくれています!
みなさんは、”旬とは何か”ご存知ですか?
旬とは、その食材がほかの時期よりも新鮮で美味しい時期のことです。また、この旬が楽しめるのは、四季のある日本ならではのことです。
旬の食材は栄養価が高く、食材そのものの旨味が”ぎゅっと”詰まっています。例えば、冬が旬である”ほうれん草”は、100g当たりのビタミンCが夏の時期では20gであるのに対し、旬の時期には60gと3倍の違いがあります。
ゆたか保育園のお給食では、旬の食材を積極的に取り入れ、旬を活かしたお給食が提供できるよう心がけています。
ほんの一部ですが、保育園でよく提供する冬野菜について紹介します。
・大根・・・皮にはビタミンC、葉にはβ‐カロテンやカルシウム4が多く、根には消化酵素のアミラーゼが豊富で、胸やけや胃もたれを改善してくれます。
・白菜・・・冬に甘みが増し、ビタミンC、カルシウム、β‐カロテンが多く、体を温める作用があります。豚肉と合わせると、風邪予防にも効果があります。
・小松菜・・・カルシウムは、ほうれん草の約5倍で特にビタミンA,Cは100gで一日の所要量を満たすことができます。
・ゴボウ・・・食物繊維が多く、腸内環境をよくし、動脈硬化を予防することができます。ゴボウに含まれるオリゴ糖には善玉菌を増やしてくれるため、便秘の予防効果があります。
旬の食材は安価で美味しく食べることができます。ご家庭でも、ぜひ取り入れてみては、いかがでしょうか?
調理室 マユミ